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プログラミングを学ぶ [ソフトウエア]

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 先日、米国のオバマ大統領がすべてのアメリカ人に向けて、コンピュータープログラミングを推奨するメッセージが公開された。その内容の一部は、以下のようなものだ。

「我が国が最先端をゆく国であり続けたいのであれば、私達の生活を変えてくれるような、ツールや技術を習得した、あなたたちのような若い人が必要なのです。
だから、私はあなたたちにやってほしい!
新しいゲームを買うだけではなく、つくってみよう!
最新のアプリをダウンロードだけではなく、創造してみよう!
スマホで遊ぶだけではなく、プログラミングしてみよう!」
(和訳「Life is Tech!」サイトより:http://life-is-tech.com/blog/programming/messagefrompresidentobama-5843

 '80年代、コンピューターを購入した人の多くは当然のようにプログラミングに挑戦した。パソコン雑誌には毎号プログラミングのサンプルコードが記載され、私自身もNECのパーソナル・コンピューター「PC-100」を購入した際、付属のアプリケーションとは別に、n100-Basicというプログラミング言語を勉強してレイトレーシング(3D CG)などを行っていた。
 '90年初頭までは、パーソナル・コンピューターとプログラミング言語の関係は非常に近しいものであったように記憶している。それが、アプリケーションソフトの進化や市場拡大とともに徐々に離れていき、今に至ってプログラミング言語は、ごく少数の人たちが扱う特殊で専門的なツールになってしまった。
 私はたまたまコンピューター系の出版社に入社したため、'90年代以降もことあるごとにプログラミング言語には関わってきた(とはいえ、ライターの記事を編集する程度で、自分でコードを書けるほどではない)。PHPやJavaなどの各種プログラミング言語の解説書も10冊以上手がけた。私が近年感じることは、コンピューターが日常生活に深く広く入り込んできた現在において、プログラミング能力を身につけることの重要性だ。世間にはさまざまな資格試験があり、就職などに有利な資格に人気が集まっている。これからは、それらと同じくらい、コンピューターのプログラム(コード)を書ける能力が重視されると思う。国際化が進む分野ではなおさらだ。具体的には、業務の遂行や業績向上、効率化に役立つ、あるいは技術革新を引き起こすツールとしてのプログラミングだ。
 たとえばいまどきの営業職であれば、Excelで顧客データや商品情報などを管理したり、WordあるいはPowerPointで企画書や各種資料を作成することなどを日常的に行っているだろう。今後はさらに、営業であってもなんらかのプログラミング言語を用いて、データ分析や業務の遂行をサポートすることに重きが置かれるのではないだろうか。当然ネットを駆使し、それが業績を上げ、同時に自己の強みやウリにもなる。これは製造部門や品質管理部門などでも同様だ。多くの現場において、オリジナルのアプリケーションが業務改善などに役立つ場面がきっとある。
 いまわれわれが毎日当たり前に利用しているWebページもHTMLというプログラミング言語でつくられている。ページを制作するWebデザイナーはこのHTMLに精通し、さらにはWebページの表現やインタラクティブ性を高めるためにJavaScriptなどの言語を駆使することが求められる。また、最近のデジタルアートはプログラムを用いて表現されていることが多い。ゲーム機はもちろん、携帯電話やスマホ、DVDレコーダー、クルマに至るまで、コードは生活の中に浸透している。それはアップル社の例でわかるとおり、人々のライフスタイルさえ変える力を秘めているのだ。 
 業務からライフスタイルまで、社会活動における創造性やイノベーションの鍵を握るプログラムの価値はこれからますます大きくなるだろう。オバマ大統領は、コードを書くという行為が今後の産業構造や経済活動の生命線になることをよく理解している。パテントや著作権にも大きな影響を与える。前述の発言はそのような将来を見据えたものだ。私は日本の学生にもプログラミングを学ぶことを推奨したい。英語を使いこなすことと同じくらいの価値があるという意識を持っていい。

オバマ大統領のメッセージ:
http://www.youtube.com/watch?v=6XvmhE1J9PY
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